感謝日本朋友 Minshan Wu 熱情介紹並授權刊載本官網!
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【エシカル商品】サステナブルな代替素材のストロー 台湾編(1)
プラスチックストローを廃絶しようとする動きが進化中です。
以前、代替ストローという話に少し触れましたが、今回は台湾発の環境に優しいストローを紹介します。
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《蒲草ストロー bullrush straw 》
*Brand:玩艸植造Wonder Greener
1、きっかけ:
台湾では2019年から百貨店やファストフード店などで使い捨てのプラ製ストローの規制が始まったので、玩艸植造の創設者はカフェオーナーであり、店内にステンレス製、ガラス製や紙製などの代替ストローを提供しましたが、評判が良くなかったそうです。
デメリット:
(1)ステンレスストロー→不透明なので、きれいに洗ったのかという疑問
(2)ガラスストロー→割れるリスク
(3)紙ストロー→耐久性よくない、長時間使用すると柔らかくなる
他の代替案(市販ストロー)を検討しましたが、
(4)バガスビストロー(bagasse straw、サトウキビの絞りかす)
(5)コーヒーカスストロー(coffee grounds straw)
だいたいPLA(ポリ乳酸)を含めていて、リサイクルの問題になります。
※ポリ乳酸が他のプラスチック(PEやPETなど)との混合状態によるリサイクル問題、ポリ乳酸単独で廃棄物収集を行うのはベストです。
※生分解性プラスチックで有名なPLAは、トウモロコシなどの植物由来のからのプラスチックです。コンポストなど高温多湿環境では分解されますが、通常の土壌環境や水環境だと基本は生分解が起きません。
2、開発に至る
環境に優しい理想な既存品がなかなか見つからなくて、植物素材に着目し始めました。
半年かけて、水栗(water chestnuts)、葦(reed)やパパイヤの葉の茎などを繰り返し試行してみたら、蒲草の茎は最適な材料だと考えました。
しかし、蒲草は水生植物なので、加工段階の乾燥度と輸送時の温湿度管理は重要です。
3、環境に優しい
(1)栽培に化学肥料を使っていない
(2)100%蒲草。製造・加工(乾燥・カット)過程に添加物は一切使っていない
(3)3〜6月自然な環境のもとで分解され、落ち葉と同じに生ゴミ、一般ゴミ或いはコンポスト(堆肥)として扱う
(4)農家と契約栽培により、貧困なくし地域活性化
4、SDGsに取り組む目標
No.12-つくる責任 つかう責任 Responsible consumption, production
No.13-気候変動に具体的な対策を Climate action
No.14-海の豊かさを守ろう Life below water
5、問題点
(1)タピオカが吸えない(植物なので茎径のサイズに限界がある)
(2)輸送コスト、品質確保や国際輸送によるCO2排出量
6、今後の展開
現在はベトナムの蒲草を使用していますが、今後は全部Made in Taiwanという目標を目指し、学者・専門家と農家と協力して取り組んでいます。
(1)荒廃農地・休耕地を復旧
(2)契約農業により農家の収益性や生産性の向上、若者の帰郷耕作
(3)持続可能な農業(sustainable agriculture):エコフレンドリー、自然共生
エシカル商品は人や社会、環境を意識して作られた商品のことで、開発には表面的に向き合うのではなく、エシカルの考えを持ち、商品の生産過程や、生産に関わる人たちの生活背景にまで目を向けることで、生産・販売活動を全面的に見直さなければなりません。まだ、エシカルの広がりは、社会問題の解決につながっていくと思われています。
これからも、環境と人に優しい世界を目指しましょう。
*このポストはビジネスとは関係ない、自分がいいかもと思うものを紹介したいだけ。
*日本の草ストローブランドはあります。
*Source: 玩艸植造Wonder Greener、生命力新聞